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Lady Jane Grey~9日女王

ご訪問ありがとうございます。

実際の絵画をこの目で見た時、思わず息を飲んだ絵画が3つあります。
本物はやっぱり写真とはまったく違うのですね、量感、質感、エネルギー
を感じます。

一つはボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」(フィレンツェのウフィツィ美術館所蔵)
ヴィーナスの誕生Botticelli_046

二つ目はピカソの「ゲルニカ」(マドリードのプラド美術館所蔵)
ピカソimg_563319_6159077_0

そして三つ目に「Lady Jane Greyの処刑」
が新たに加わりました。

grey.jpg

ナショナルギャラリー所蔵のこの絵画、作者はポール=ドラローシュ
世界史をほとんどやらずにきてしまった私にとって、イギリスの歴史はちんぷんかんぷん。
確か、エリザベス一世がスペインの無敵艦隊をやっつけた!とかいう教科書に載ってある
程度の教養しかありませんでした。

当然、このレディ・ジェイン・グレイン全く知りませんでした。

1509年に即位したイングランド王、ヘンリー8世はあまりにも偉大な王様です。
王室至上最高のインテリと言われ、イングランドの政治の礎を築きました。
しかしながらそれ以上に話題となるのは、なんと6人のお后と結婚し、大変な好色家だったとか。
しかも跡継ぎの男児が産まれないか夭折が続き、カトリックは離婚を認めてないが為に
妻を反逆罪に追い込んだ挙句処刑したり、ムリヤリ結婚無効にしたり、
気に入らないからといって、かつては愛した女性たちを次々と闇に葬っていくなんて恐ろしい・・・
晩年は6人目の妻にみとられて、飽食による糖尿や好色による梅毒の病に身悶えながら亡くなったとか。
(江戸時代のお殿様の側室制度でもあればよかったのに、何も殺さなくたって、ねぇ)

その中で唯一の跡継ぎであったエドワード6世もあえなく15歳の若さで死去。
ヘンリー8世は宗教改革を起こし、自らイングランド国教会を設立し、ローマンカトリックと断絶。
多くがプロテスタントに改宗したものの、庶子からやっと復活した第一継承者メアリー
筋金入りのカトリック信者だったのです。即位をさせまいとする貴族たちは動き始めました。
この後、ヘンリー8世の妹の孫娘である才女で名高いジェイン・グレインが王位継承者として
担ぎ出されたものの、たった9日間の即位の後、継承者争いに巻き込まれ、前述の
メアリー1世が正式に即位すると、反逆罪で捕らえられてしまいました。
わずか17歳という若さで、夫と同じ日にロンドン塔で処刑されたのでした。
若さ、美しさ、気高さが涙を誘い、映画や戯曲にも描かれた悲劇の女王ですが
歴史の表舞台に登場してない為に、日本ではほとんどその名を聞くことはありませんでした。
何も悪いことしてないのにね・・・

プロテスタントを徹底的に弾圧したメアリー1世ですが、その影には
自分の母キャサリン・オブ・アラゴンを死に追いやり、アン・ブーリン(後に処刑)と再婚した父
ヘンリー8世への恨み、そしてアン・ブーリンの娘、エリザベスを終生憎み、次の即位を
拒み続けた怨念を思うと、これまた悲劇の女王であるといえるでしょう。
しかしながら、歴史は1558年エリザベス1世の後、大英帝国の発展へと向かっていくのです。
そして再び、イングランド国教会を国家の柱とし、メアリー時代の大粛清から一転
現代の英国にしっかりと根付いているのです。
ああ、なんて為政者の価値観一つで多くの血が流され、消えていったことでしょう!
イギリス、日本の昼ドラも真っ青、どろどろすぎます

元、魔女の皆様!(わかる方にしかわかりません)
この絵、思わず息を飲みますよね~

もしこの時代にかつて生きていて、宗教に翻弄される人生を送った経験が
あったとしたら、絶対、日本のように宗教色が濃くなくて、戦争のない時代を
選んで産まれてくることでしょう・・・

えっ、まさかあなたも・・・
あら、またお会いできただなんて
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テーマ : 海外生活
ジャンル : 海外情報

コメント

パリの魔女です!

コメントさせていただくの、初めてのパリの魔女です。
懐かしい時代です・・・・。魔女狩りの時代に生きていた元魔女は、今の自由を楽しんでいます。

東京でお紅茶の勉強をしていますが、出てくるんですよね、ここの部分。いえ処刑ではなくて、ヘンリー8世やらキャサリンやらが。お紅茶を通して中世ヨーロッパを眺めるととても良く歴史が理解できます。

ところで、ハロッズ、カタール王室が買収したそうで・・・・。近い内にロンドンへ行きたいのですが、また、空港閉鎖ですね、ため息です。

Re: パリの魔女さん

コメントありがとうございま~す
ホント、今は自由な時代ですよね~
せっかく日本に生まれ育ったのにこうやってお互い今は欧州に住んでるなんて
こんなわたしたちっていったい・・・?

紅茶も奥が深いですよね~
私も1度だけ講座に参加しましたが、何より紅茶とお菓子がただ美味しくて(笑)
早くお会いしたいです~

No title

この人の話、映画になってますよ…と言ってて自分で気づいたけど、日本ではDVDになっていないらしいけど、こちらでは多分あるでしょう。ということは、テレビでいつか放映されたり、新聞の週末版の付録についてくるかもしれませんね。

ところで、ちぇりーさん、最近私はヒーラーのコースのケーススタディなんかをやってますが、そのボランティアになってくださった方のブログを見たら、何とお会いした前日のブログにちぇりーさんのことがでていてびっくり!私の日のコメントでちぇりーさんと初めてお会いした時のことをチラッと話しているので、よろしければチェックしてみてください。それにしても世界って狭い… 近々また交換ヒーリングの予定です

Re: エリさん

> この人の話、映画になってますよ

そ、そうなんですか?しかしながら日本では認知度ゼロですよねぇ。
悲劇のヒロインは日本人、すごく好きなはずなんだけど・・・

>世界って狭い… 近々また交換ヒーリングの予定です

へえ~世界は狭いけど、ロンドンの日本人社会はもっと狭いですよねぇ。
そのブログ見たいです~どなたかしら?個別に教えてくださいませ~
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プロフィール

チェリー郁子

Author:チェリー郁子
岩手県生まれ、群馬、東京、埼玉そして
2009年4月よりロンドン西部在住。
自宅にてセラピー&ヒーリングの個人セッション,キネシオロジー講座を開催しています

キネシオロジーセラピスト
Integrated Healing Practitioner
前島式共鳴気導療法認定ヒーラー
心理カウンセラー

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